妊娠出産すると肌質が変化したり
以前より敏感になったという人は
珍しくありません。
ママのしなやかなお肌を保つため
そして大切な赤ちゃんの柔肌を健やかに守るため
わたしたちは日常的に
さまざまな保湿料のお世話になっていますよね。
赤ちゃんの肌には赤ちゃん用保湿料
妊娠線予防にはこのクリーム
会陰マッサージにはコレで
乳頭トラブルには、おっぱい用の保湿料
ママたちには、
用途別に複数の保湿料の使い分けをアドバイスしてきました。
ただでさえ育児に追われて忙しい毎日なのに
「あれ用」「それ用」ってめんどくさい!
いちいち非効率で面倒ですよね・・・。
保湿料の使い分けアドバイスは
ママたちにとって果たして本当に
ベターなんだろうか?
考えてみれば
どのような場合でも
つまるところ、使う対象は「人の肌」であり、
結局、保湿の目的は
いつだってほぼ同じです。
「潤すことで肌を守る」
すべては
ここに集約されます。
老若男女、赤ちゃんからお年寄りまで
すべての年齢層に
さまざまな用途に使っていただけて
人の身体に優しい保湿料・・・
成分のことをいろいろ調べてみたけど
自分にとってどれがいいのか
難しくてイマイチ分からず・・・
だったらいっそのこと
市販の保湿料に頼るのではなく
ばぶばぶオリジナルで作っちゃえー!
そんな思いつきから2013年
ばぶばぶでのお仕事と並行で
家族全員で使える肌に優しい保湿ジェルの開発が
スタートしました。
いのちを育む
「カラダにいいもの」
って
なんだろう?
たくさんあると思いますが
何が起ころうとも
動揺することもなく
いつもそこにどっしりと
腰を据えて存在し
決して変わることのない海がある沖縄に
たどりつきました。
わたしも、
海のように寛大に
何かに影響されるでもなく
人生を謳歌したい。
ただ眺めているだけで
無心になることができる海。
わたしの大好きな場所です。
マシュマロ開発当時は大阪に住んでいました。
まさか、その7年後に
沖縄に移住するとは想像もしていませんでした。
目を閉じて
耳で波の音を聞き
鼻で潮の香りを嗅ぎ
肌で柔らかい海風を感じ
そこからパワフルな勇気をもらったり
ときにはホロリと涙を誘ったり
温かい気持ちになったり
同じ景色なのにいつも見える表情が違います。
淋しい…
切ない…
豊かな心を輝かせ今ここに
生きているから?
嬉しい…
幸せ…
いのちを感じ守るべき人がいて
支えてくれる人がいるから?
毎回感じ方が違うのはきっと
そのときの、
ここで感じるわたしの心を
そのまま映しているからだと思います。
20億年以上も昔、
太古の海で誕生した単細胞は
やがて魚やカエルなど両棲類になり
陸に上がって、
哺乳類へと進化しました。
わたしたち人間の祖先が
姿を現したのは
200万年も前のことです。
果てしなくて気が遠くなります。
今でも胎児は羊水のなかで
進化の過程を40週間かけて
再現し繰り返していると言われています。
羊水は太古の海のなごり。
海の成分と限りなく近い羊水は、
いのちを産み育んだ
太古の海そのものです。
子育て中はなにかと
イライラすることが多いけれど
大きな海をぼんやり眺めるだけで
自然と心が落ち着いてきます。
静かな波のとき、
海面に仰向けに浮かんで
プカプカと身体全体を任せると
リラックスしてなぜか心が和みます。
おなかの中にいた時代に
羊水に浮いていた感覚が
わたしの体内に本能的に
残っているのかなぁ?
海水と羊水の成分がよく似ていることが
共通体感につながっているとしたら
すごーーーい!!!
ロマンチックだーーーー!
地上にいるときは
ザワザワといろんなノイズが
聞こえてくるけど
海に浮かんでいると
ノイズが遮断されて
自分の呼吸音、鼓動だけが
強調されて
はっきりくっきり聞こえてきます。
水中では
「生命活動をしている自分」が、
地上にいるとき以上に実感できます。
視野に入りきらないほどの
大きな景色
そこに降り注ぐ光
キラキラと輝く水平線。
わたしたちの視野を広く心を大きく
開放させてくれます。
なんにも考えずただ眺めているだけで
自分の苦悩などちっぽけなことだと思えてきます。
海の大きさに比べれば本当にささいなこと。
心のやすらぎを求めるとき。
新たな出発を望むとき。
「どんなあなたも
まるごと受け止めてあげる」
「あなたは
そのままでいいんだよ」
そう言って
海は優しくほほえみかけてくれます。
だから
マシュマロのベースとなる成分に
母なる海の水。
海洋深層水を選びました。
そして無添加にもこだわりました。
香料、合成着色料、紫外線吸収剤、
アルコール(エタノール)を
一切使っていません。(ばぶばぶ無添加ガイドライン)
容器のラベルには
わたしからママと赤ちゃんへの
メッセージを綴りました。
With this gel,
your baby's skin
feels so soft like marshmallow.
You wanna keep touching the lovely skin.
This gel gently wraps mama & her baby's
rapport just like delicious sweets do.
(ずっと触れていたい
マシュマロ肌は
ママとベビーの時間を
甘いスイーツみたいに
優しく包み込んでくれるよ)
ママや赤ちゃんが満足いただけるものを
一生懸命考え改善に改善を重ね
やっと作り上げ
みんなが笑顔になれるように
ありったけの愛をこめて作ったマシュマロですが
きっと、合う、合わないも
あると思います。
それでも、
2013年の販売開始以来、
おかげさまでたくさんの方々に
ご愛用いただいています。
本当にありがとうございます!
わたしは「お肌の曲がり角」というか
年齢的にはもう
「曲がりくねって角もどこへやら」
なのですが(笑)
今まで使っていた
基礎化粧品をすべてやめました。
現在、お風呂上がり、
朝の洗顔後
肌につけているのは
マシュマロだけです。
サラっと使いたいときは1回だけ、
しっとり使いたいときは2回重ねて
両手の平で優しく抑え込むようにして
肌に浸透させていきます。
化粧下地なしでもうるおいます。
ファンデーションのノリもよくなります。
他にも、シャンプーのあとリンス代わりに使ったり
ハンドクリームにしたり
リップクリームにしたり
よく働いた日は脚がむくんでいたりするので
お風呂上がりに
マッサージクリームとしても
使っています。
赤ちゃん含め、子どもたちも全員
お風呂上がりはマシュマロで保湿。
カサカサしてるときもマシュマロ保湿。
用途いろいろ、
重宝しています!
- ポメロ開発ものがたり
-
子育てはたいへんです。
思うようにならないことだらけです。
予定通りに物事が進むなんてことは
ほとんどないので
イライラすることも多いですよね。
あれも、これも、それも
いつも細やかな心配りを
求められるママたち。
悩み、葛藤し、考え、学び
行き届いた心配りをするのは
簡単なことではありません。
子どもへの無限大の愛情と、
子育てという、何にも変えられない偉大な仕事を、
コツコツ1日も休むことなく
続けていくことの素晴らしさ、そして苦労を
思い知ります。
育児グッズにしても
世の中には似たような商品がたくさんありすぎて
「何を選んだらいいんだろう?」
「この子にはどれが最適なんだろう?」
判断基準がよくわかりませんよね。
「わからない」という現象は
人の気持ちを不安にさせ、
必要以上に疲労させます。
・ 機能性に優れている
・ 手間が省け、効率が良い
・ 身体への負担が少ない
暮らしていく上で、
私たちが必ずお世話になる生活必需品が、
これらの要素を満たしていると
嬉しいですよね。
子育てにまつわる「わからない」が
ひとつでも軽減されたら
心にゆとりが笑顔を生み
豊かな子育てに反映されると思います。
そんな想いで
2013年、沖縄県久米島の海洋深層水をベースに
赤ちゃんから大人まで
さまざまな用途で便利に使える
肌に優しい無添加の保湿ジェル、
マシュマロを開発しました。
ある日
お風呂掃除をしていたときのこと。
わたし用、夫用、小さな子ども用、女子高生用
複数のシャンプーコンディショナー、ヘアパックに
ボディソープ、クレンジング、洗顔フォーム・・・
あーもう!
何種類もゴチャゴチャしてて掃除しにくい!
保湿ジェル・マシュマロと同じように
赤ちゃんから大人まで年代問わず
頭も顔も体も全身洗えて
「これ1本で便利」という洗浄料があったら
お風呂がスッキリして
掃除ももっと楽だろうなぁ・・・
と、思ったんです。
自分が使っているもの以外は
つい、残量チェックを忘れます。
ボトル内がほとんど空っぽになってから
ハッと気づくことも多く、
そんな時に限って
詰め替え用の買い置きがなくてため息。
必要な時に必要ものがないというのは、
地味にストレスです。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、
減り方のスピードも違うので
そのすべてを常に確認し
パーフェクトにストックさせておくのは
至難の技です。
子どものことだけでも精一杯で
正直言って、こんなことにまで
頭を使っていられません!!
お風呂の中で、
1本で全身洗える洗浄料があったら
あれもこれも、残量チェックをして
詰め替えて・・・という作業がなくなり
イライラせずに済むのになぁ。
赤ちゃんも、ママも、家族みんな
優しく肌をうるおせる
こだわりの成分で作られている洗浄料だったら
「本当にこのシャンプーは
赤ちゃんに使って大丈夫かな?」
余計な心配をする必要もなくなるのに、
と思ったんです。
また、考え事をしていたり、
数人の子どもたちを同時にお風呂に入れていたりすると
シャンプーのつもりで手の平にプッシュしたら
リンスだったり、
ボディーソープのつもりがシャンプーだったり、
間違えちゃうんですよね・・・。
日常の小さな失敗ですが
これがけっこうイライラするんです!
シャンプーとリンスがひとつになった
リンスinシャンプーというのはあるけれど、
顔も身体も頭も1本でOKっていう商品には
出会ったことはありません。
でも、あったら便利だろうなぁ・・・。
オンリーワンなら
お風呂に置いてるゴチャゴチャの数は
劇的に減ります。
掃除も楽チン。
詰め替えの手間、ストック確認の気疲れが
なくなります。
子どもと一緒に使える自然素材が原料で
肌が喜ぶ使い心地の
オールマイティウォッシュ!!
こうして
マシュマロを手がけてもらっている
久米島の工場に打診、
研究室スタッフの協力のもと
ポメロの開発が始まりました。
次々と送られてくるサンプルを
マシュマロ開発のときと同じように
ばぶばぶ来院のママたちに協力いただいて
使用感や改善ポイントの感想をもらい、
検討、改良を何度も重ねる地道な作業を
根気よく続けていきました。
そんなある日、送られてきたサンプル。
ボーッとしてたのか
間違えてクレンジング前のメイクしたままの顔に
使ってしまったんです。
すると
なんとメイクが、
スルスルと落ちていくではありませんか!
いつも使っているクレンジング料では
ウォータープルーフのアイラインやマスカラは取りきれず、
結局最後は指でゴシゴシこすって落としていたので
本当にびっくりしました。
シャンプーコンディショナーボディーソープ、洗顔を
まとめて1本にできたらいいなと思っていたのに
これ、もしかしてクレンジングとしても使える・・・?
天然由来の成分が主で
肌への刺激が少ない組成のはずなのに
化学物質含有量の多いメイク汚れが
こんなにきれいに落ちるのは、
肌に刺激の強い成分が含まれているからでは?
当初はそんな心配が頭をよぎりました。
ポメロはクレンジング料ではなく
赤ちゃんにも使える
肌に優しい成分で作った洗浄料。
それなのにディープなメイクが
オフできる理由は
配合された植物由来の6種類の界面活性剤の
組み合わせで優れた泡立ちや洗浄作用、
泡質を生み出しているから。
その中でも、
「コカミドメチルMEA」
「ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル」
この2つは乳化力に優れており、
メイク用品によく使用されている油分
(エステル油やシリコン油)を
素早く乳化・分散・洗浄します。
水と油を混ぜようとしても分離してしまいますよね。
でも、ここに界面活性剤を加えると
水と油が均一に混ざり合うことができます。
このような働きを「乳化作用」といいます。
ポメロは
乳化力に優れているためメイクに含まれる油分を
浮かして除去してくれるのです。
それでいて
しっとりうるおう洗い上がり。
こうして、2017年
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープに加えて
クレンジング、洗顔が1本という
オールマイティウオッシュ・ポメロが
誕生しました。
現在、わが家のお風呂に置いてあるのは
ポメロ1本だけです。
便利すぎて手放せません!